どうやら、海外のお土産で購入されたらしく
翡翠(ひすい)の数珠で日本で購入するより安く、手に入れられたみたいです。
見せて頂くと、確かに質の良い翡翠でした。
しかし、房(ふさ)を見ると紐と一体になっており
紐だけの交換というわけにはいきませんでした。
房と紐も正絹で勿体ないと感じましたがこればかりはどうしようもありません。
国内で製造元がしっかりした数珠であれば、
房だけの取り換えや紐だけの繋ぎ直しが出来ます。
また、海外で購入した数珠でもう一つ多いのが
玉の穴の面取りをしていないことが多いです。
しかっりと面取りをしていないために紐が切れやすいです。
せっかく、海外で安く購入しても
房の取り換えや紐の繋ぎ直しで余分なお金が掛かってしまいます。
海外で数珠を購入されるときは
房の部分と玉の面取りをよく見て頂いてからお買い求めください。
普段、何気なく使っている物の中に日本の技術の素晴らしさを垣間見る事が出来ますね。
]]>打敷とは、お寺や仏壇の中に置かれている、卓(机みたいな形状)に飾る敷物です。
なかなか、言葉ではイメージできないと思われますが
蝋燭立て・花瓶・香炉が乗っている所の下に敷くものです。
打敷の起源としましては、お釈迦様が木陰や道端などで
座って説法をされる時にお弟子さんが
綺麗な布を敷いたことが所以といわれています。
日常は使うことはなく、
法事・彼岸・お盆などの仏事やお正月などに使います。
また、葬儀から四十九日までの間は、白い打敷を使います。
普段使われている打敷を裏返すと白い打敷になります。
一般のご家庭では、これを代わりに使うことが多いです。
季節によって夏用・冬用があります。
だいたい時期としては6月~9月ぐらいまでが夏用で
9月~5月ぐらいまでが冬用です。
ちょうど、今の時期から夏用に変えるといいですね。
物としては、人絹やミシンで刺繍されたお財布に優しいものから
正絹や手縫いで刺繍された高価なものがあります。
西陣織や伝統工芸品になると、とても高価になります。
基本的に洗うことができませんので、花瓶の水などにお気を付け下さい。
形状としては浄土真宗で使うのが三角で浄土真宗以外の宗派では四角です。
大きさは仏壇の大きさと比例しますので、
仏壇の大きさを言って頂ければご用意できます。
買い換える場合は、現在使われているものを
お持ち頂けるとサイズの間違いがないです。
柄も様々なものがありますので皆さんのお好みの柄をお選びください。
人の服と同じように打敷も季節によって変えると仏壇のイメージが違って見えますよ。
]]>お客様からよく、和蝋燭(わろうそく)と洋ローソクの違いを聞かれます。
この違いを知るだけで仏壇・仏具の劣化や傷みが変わってきます。
和蝋燭と洋ローソク、同じ蝋燭なのに作り方や原料で
火の大きさ、油煙の量などが違います。
和蝋燭の原料は櫨(はぜ)の木の実などの植物性油脂を使っています。
芯は、和紙とイ草を使います。
作り方は職人さんや地域によって「手掛け」と「型掛け」と
呼ばれる手法で作られています。
和蝋燭を専門に作ってみえる職人さんが愛知県、愛媛県、兵庫県、
京都府、滋賀県、岐阜県、福井県、石川県、福島県、山形県等にいます。
次に洋ローソクですが、原料は石油系のパラフィンです。
芯は木綿糸を使って、主に機械生産です。
火の具合でいえば、和蝋燭の方が大きくゆらめきがあります。
光度としては、どちらも同じだと思いますが、和蝋燭のほうが温かみを感じます。
ろうそく自体の色としては洋ローソクのほうが白いです。
油煙やすすの量は断然、和蝋燭のほうが少ないです。
また、同じ長さでしたら、和蝋燭のほうが長く時間が持ちます。
値段で言うと洋ローソクが財布に優しいですね。
仏壇に使うとしたら、油煙やすすが金箔や漆に付きにくい和蝋燭をお勧めします。
和蝋燭・洋ローソク以外にも朱蝋燭・蜜蝋・金箔蝋燭などもあります。
この三つの蝋燭や和蝋燭の作り方である「手掛け」と「型掛け」も
機会があれば紹介したいと思います。
水引と同じように、ろうそくの世界も奥が深いですね。
]]>念珠の房(フサ)の取り替えをご依頼頂きました。
お話を伺うと
「久々に数珠を取り出すと房の色が変わり、くしゃくしゃに・・・」
フサの変色は、ご家庭ではどうにもできませんが
くしゃくしゃになった房は
水をはった、やかんや鍋を沸騰させ蒸気にあてて頂いて
フサをしごけば、真っ直ぐになります。
くれぐれもフサを沸騰したお湯にはつけないで下さい。
火傷にお気を付け下さい。
また、使われない時は服の内ポケットではなく
購入された時の桐箱等で保管して下さい。
]]>今回は磨(真鍮)仏具のお掃除の注意点について書きます。
磨(真鍮)仏具は昔からある、金属磨き粉や研磨剤を布につけて
ゴシゴシと磨いて頂ければ、綺麗になります。
しかし、仏具に彫りが入っている場合は、彫りの中に磨き粉が入り込んでしまうので
磨いた後につまようじ等で磨き粉を取り除いて下さい。
これをしないとせっかく磨いたのに、磨き粉が変色してしまい余計に汚れが目立ちます。
最近では、植物性洗浄液もありますので、磨く必要もなく浸けておくだけで綺麗になります。
手間のことを考えると洗浄液をお勧めしますが、お値段のことを考えると
洗浄液よりも磨き粉のほうが家庭に優しいですね。
※特殊な加工や金メッキがしてある場合は、磨き粉・洗浄液を使わずに
から拭きか、ほんの少しお湯に浸けてから拭いて下さい。
]]>最近、何軒かお客様のお家にお邪魔させて頂いて気付いた点があります。
浄土真宗本願寺(お西)・浄土宗・禅宗・真言宗・天台宗等で使われる
色付仏具を皆さん、磨(真鍮)仏具※金色の仏具が古くなり黒っぽくなったと勘違いされ
金属磨きや研磨剤で磨いてしまわれています。
色付仏具は、その名の通り、わざと色を付けているので磨くのではなく
柔らかい布でから拭きか、ほんの少しお湯につけてすぐ柔らかい布で拭いて下さい。
すでに色を落されてしまった仏具も、色を付け直すこともできますのでご連絡下さい。
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