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仏壇開きに使う水引(みずひき)・準備
先程、仏壇を購入して頂いたお客様からお問い合わせを頂きました。
「お寺さんに仏壇開きをお願いしたのですが、お寺さんにお渡しする、
お布施の表書きはどのように書けばいいですか?」
このお問い合わせは多くのお客様から頂きます。
仏事のことになると水引(みずひき)が白黒か銀もしくは黄白と思いがちですが
仏壇開きはお祝い事になりますので赤白の水引(みずひき)、祝儀袋を使います。
そして表書きは「開眼供養御礼」と書きます。
またローソクは朱蝋燭(赤いローソク)を使います。
朱蝋燭はお経中に無くならないように一時間くらいの物をお勧めします。
お祝い事になるので、仏壇に紅白のお餅と山・海・里の食べ物をお供えします。
紅白のお餅の用意が難しければ、白いお饅頭でも結構です。
山・海・里の食べ物とは椎茸やスルメ、昆布等の乾物や果物・野菜です。
仏壇の中に入りきらなければ、仏壇の周りでも大丈夫です。
昔は、紅白の鯉を用意して仏壇開きが終わると川に放流する慣習もありましたが、
用意するのも大変ですし、川の環境保全のため、無くなりつつあります。
仏壇開きが四十九日と重なる場合はお寺さんにご確認して頂くとよろしいかと思います。
※宗派や地域の慣習によって、一部異なることもあります。
※浄土真宗では「開眼供養」ではなく「お移徒(おわたまし)」となります。