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お盆とお施餓鬼の違い

昨日、仏壇のお掃除にお客様のお家にお邪魔してきました。

お掃除をしながら、色々とお話をさせて頂いていると

お客様から「お盆とお施餓鬼(せがき)は違うものなのですか」と

ご質問を頂きました。

お盆とお施餓鬼、共に行うことが多いため

混同されやすいですが、異なる行事と考えて頂いてもよろしいかと思います。

お盆とお施餓鬼はお盆の由来1・2でも書かせて頂いたように

目連さんとイケメンの阿難さんのお話によります。

両方のお話に餓鬼道や餓鬼が出てくるために区別がしにくいですが

もともとは阿難さんのお話がお施餓鬼の由来で

目連さんと阿難さんのお話が混同して今のお盆の由来となりました。

お盆はご本尊さま・精霊様・ご先祖様・故人(新仏)に色々と供養して

ご冥福を祈ったり、ご先祖様や故人のために徳を積むためのものです。

お施餓鬼は餓鬼に施しをして徳を積むためのものです。

自分への戒めとして思うことですが

今の日本では物や食べ物が大量にあり、生活も便利になりました。

まず、衣食住で困ることは中々ありません。

その生活に胡坐をかいてしまい

無駄な消費をしてもったいないことをしているなと思います。

これでは餓鬼と一緒だなと感じます。

仏様やご先祖様を大事にし、ものを大事にして

施しや徳を積む心は、自分を戒め養う心だということを

常日頃、胸に持っていたいと思います。

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