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地元の仏壇屋 職人堂

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盆提灯の意味

今回は盆提灯の意味について書かせて頂きます。

今更かもしれませんが、提灯は火を保護するための物で

提灯を飾るのはお灯明(神仏に供えるともしび)を供えるという意味合いです。

仏教では仏様の智慧(ちえ)を光で表しています。

仏様のお灯明にまつわる話で「貧者の一灯」という話もあります。

この話の詳細は省きますが、

まごころをこめて供養した物は尊いというお話です。

室町時代の頃に持ち運びが出来るように

木枠や竹枠に和紙を貼った提灯がつくられ

江戸時代になって、折りたたみのできる提灯になりました。

はじめは無地の和紙を貼った物でしたが

段々と綺麗な草花や風景など繊細優美な絵や家紋などを

描いた岐阜提灯が出来ました。

お盆にお墓の前でオガラやタイマツを焚いて

その火を提灯にうつし、家までそれを持って、帰ってきたご先祖様や故人を案内したり、

お墓が遠方の場合は家の前でオガラやタイマツを焚いて

これを目印にご先祖様や故人に帰ってきてもらうというのが

お盆の迎え火という行事です。

また、迎え火の火を家の中にある盆提灯に移します。

最近では、火事の心配もありますので盆提灯の中に

火の代わりに電気や電池を利用したローソクの形をしたローソク灯を使います。

新盆のお家は白張提灯を飾りますが

ご親戚の皆さんからたくさん白張提灯を頂いても

その年限りになってしまいますので

ご親戚の皆さんとお話いただいて岐阜提灯を頂いたり、ご自身で購入して

ご親戚から提灯料として頂く場合もあります。

盆提灯は仏様に供養するものであり、

ご先祖様や故人がお家に帰ってくる時に迷わないための目印ですね。

職人堂では様々な大きさやプラスチック等ではなく木製の

岐阜提灯や伝統工芸品の岐阜提灯を多数展示・販売しております。

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